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千葉市汚職 収賄容疑で逮捕の市長、自伝と評価は正反対?
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「行政が独り善がりになることは避けなければならない」--。千葉市発注の公共工事を巡り、収賄容疑で逮捕された鶴岡啓一市長(68)は、市助役を辞職し、出馬に向けて01年1月に出版した自伝にこう記していた。だが、周囲の評価は「人を見下している」「独善的」と、落差は大きい。

 自伝は01年1月に出版された。題名は「楽天知命(らくてんちめい)」。天が与えた使命を自覚し、素直に受け入れるという意味だという。出版記念会には贈賄側の土木建築会社「東起業」(東京都江東区)も参加し、パーティー券を購入していた。

 自伝によると、鶴岡容疑者は1940年、現在の千葉市中央区に生まれ、県立千葉高校から東京大学法学部に進んだ。63年に旧自治省に入省し、政治資金規正法の改正作業にも携わったが、苦心してまとめた法案が廃案になり、「今流行(はや)りの言葉で言うなら『マジギレ』した」と述懐している。

 その後、松井旭・前市長に請われて助役に就任。後継指名されて01年6月の市長選で初当選した。

 就任後の独善ぶりは、エピソードに事欠かない。

 市内を結ぶ千葉都市モノレールについて有識者が「不採算路線は廃止すべきだ」との報告をまとめた際、「モノレールは壊せば97億円かかる。それをやれと言うのだから学者は気楽だ」と発言。記者会見では「私が自治省にいた時は……」としばしば口にし、周囲をうんざりさせた。

 2度の選挙を支えた選対幹部は「官僚中の官僚。手腕はいい。でも性格はだめだ」と手厳しい。「選挙で世話になった相手でも、嫌なら会わず、頭も下げない。どこか民間を見下している」と振り返る。

 そして今回の逮捕は、収賄事件などの違法行為を防ぐため、03年に自ら導入した入札制度改革を形骸(けいがい)化させていたことを浮き彫りにした。

 逮捕から3日。鶴岡容疑者は東京・霞が関の警視庁本部で容疑を否認し続けているという。

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2009-04-24 Fri 22:23
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